こんにちは、hibino craftです。
焚き火の前に座ったら、まず革を広げる。そんな新しい過ごし方を試作してみました。
hibino craftの人気アイテム「どうなっティンダー」から着想を得て、より広い一枚で焚き火まわりの道具を受け止める新作「ひろがっテンバン」を作っています。
この記事では、どんなアイテムなのか、なぜ作ったのか、そしてヌメ革を焚き火のそばで使うということについてご紹介します。
ひろがっテンバンとは

「ひろがっテンバン」は、hibino craftが手がけるヌメ革製の小物置き天板です。
広げれば、約40×60cmの一枚革の天板に。
ランタン、シェラカップ、ナイフ、火口(ティンダー)——焚き火まわりの小さな道具たちを並べておける広さがあります。
使わないときは、専用のベルトとスナップでくるっと丸めて、直径約8cmのロールに。
四隅にはハトメを備え、ペグや革ひもで地面にしっかり固定できます。
ロールの両端にはDカンを追加し、カラビナでの吊り下げや、紐を通しての肩掛け携行にも対応しています。
なぜ「ひろがっテンバン」を作ったのか

hibino craftのどうなっティンダーの人気色「赤茶」は、「焚き火・熾火」を思わせる暖色系の世界観を大切にしてきました。
どうなっティンダーは、火口を守り、ファイアスターターを収める2WAYアイテムとして育ってきました。
ただ、焚き火のそばには、それだけでは収まりきらない小さな道具たちがあります。
シェラカップ、ナイフ、まな板。
ひろがっテンバンは、その道具たちをそのまま受け止められる広さを持たせたアイテムです。
どうなっティンダーと同じ染料で仕上げているので、色を揃えて持てば、焚き火まわりの道具がひとつの景色にもなります。
焚き火のそばで使うということ

正直にお伝えしたいことがあります。
この革は、火のそばで使うことを前提にしています。フェザースティックの火花や焚き付けの熱で、表面に小さな焦げ跡がつくこともあります。
以前、どうなっティンダーの動画に「これ、燃えないの?」というコメントをいただいたことがありました。
答えは、燃え広がることはなく、焦げる程度です。
そしてhibino craftとしては、それをただの焦げではなく、この一枚が火のそばで過ごした時間の記録だと捉えています。
ヌメ革ならではの経年変化

一般的なヌメ革は使うほどに色が深まる「飴色」の変化で知られていますが、hibino craftの手染めレザーは少し違います。
エッジや手に触れる部分、そして焚き火の熱が触れた部分から、徐々に染料の色が擦れ、下地の革の色がのぞいていくのが特徴です。
この「擦れ」や「焦げ」こそが、使い手だけの「アジ」になっていきます。
ひろがっテンバンは、傷まないように大事に使う道具ではなく、使うほど、あなたの焚き火の跡が刻まれていく道具として作りました。
サイズ・仕様(試作段階)
- サイズ:約40×60cm(展開時)/ロール時直径約8cm
- 素材:本革(ヌメ革・手染め)/厚み約2.3mm
- 固定:四隅ハトメ付き(革ひもなどに対応)
- 携行:ロール両端にDカン付き
- 縫製:なし(コバ仕上げ・金具留めのみ)
※ハンドメイドのため、革の個体差や多少の誤差がございます。
これから

まずは赤茶の一枚から試作をスタートしました。今後、こげ茶・黒・深紅といったどうなっティンダーと同じカラー展開も予定しています。
どうなっティンダーと並べて使えば、焚き火まわりの景色がひとつにまとまります。セットでの展開も、近いうちにご用意したいと考えています。
hibino craftでは、これからも一点一点を丁寧に手染め・組み立てでお届けしてまいります。ひろがっテンバンの販売開始も、ぜひご期待ください。



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